色々と事件が起こる前から
AKBはネットでもリアルでも殆どの人に嫌われていた。
AKBヲタ以外、皆嫌いといっても過言でないほど嫌われていた。
アイドルとかアイドルヲタは一般的に好まれるものでもなく、
近年はどちらかと言えば嫌われるものであるが、ことAKB関連の嫌われっぷりと言ったら圧倒的であった。
なにせアイドルヲタにさえ嫌われていた。
これは焼き豚（野球ファン）VSサカ豚（サッカーファン）の対立と違って、
他のアイドルを応援しているがゆえに嫌うのではない。
ロリコンアイドルオタクなどは、有望なロリユニットが
多ければ多いほど嬉しいのだから、そこまで徹底的に叩かれる所以は普通はないのである。
どちらかと言うと、野球ファンのなかで巨人が嫌われるようなものである。
巨人が嫌われる理由は、金を使って他球団の有力選手を引っ張った挙句
ベンチで飼い殺しをするからである。すなわち『野球をつまらなくする原因になるから』
嫌われるのである。
しかしアンチ巨人は野球ファンの間だけの話である。
AKBは違った。アイドルに興味ない人にも、二次元命の人にも、
テレビを見ない人からも嫌われた。
挙げ句の果てウチのババァまで嫌っていたのだからすごい。
AKB商法なんて情報を知らない人まで「なんとなく嫌い」なのだ。
そして最近になって顕になったのが関東連合の絡みである。
もちろん他のアイドルやテレビにもヤクザやらなにやらが絡んでいるのだろうが、
AKBほど露骨なものはなかった。
このような限度を知らない（大陸的な）やり方をなんとなく拒絶する日本人の感覚。
ホリエモンや村上ファンドや楽天やドンキホーテや巨人軍や中国をなんとなく
嫌う日本人の感覚というのは、大方正しいのではないかと思う。
AKBにも情報としては分からなくても、仕掛主の「上手くバカをコントロールしてやろう」
「バカどもを騙すのは簡単だなぁ。俺頭よすぎ？」「なんでこんなに簡単なのに皆やらないの？ あ、
君たちバカなんだっけ。じゃあしょうがないねｗ」「君たちはバカなんだから騙されてもしょうがないよね」
「君たちバカに生きる目的を提供してあげてるっていう大変な社会貢献をしてるんだよｗ」
という傲慢さをどこからともなく感じる力が強いのだろう。
この感覚が、震災時の行動や公共でのモラルにつながっている、国力そのもの
ではないかと思う。
すなわち空気感が大事。空気感を作る
文化,歴史が日本の肝なのではなかろうか。
肝心要の文化が腐りきってしまうかどうかが日本の命運そのものなのだろうと思う。
※なぜAKBがアレほどまでに嫌われたかという分析をしようと思ったが面倒だからやめる。